カテゴリー: 有機化学の記事一覧
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Brønsted(ブレンステッド)酸・塩基|プロトンのやり取りで理解する酸と塩基
酸・塩基の定義として、高校化学で最も基本となるのがブレンステッド酸・塩基の考え方です。 この定義は高校化学にとどまらず、大学化学や有機化学においても広く使われる重要な概念です。 ブレンステッド酸塩基は、プロトン(H⁺)の […]
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供与と逆供与|金属–配位子結合とCO錯体をMOで理解
金属錯体の結合は、単なる配位結合では説明しきれません。 特に CO やアルケンの錯体では、金属から配位子へ電子が戻る現象(逆供与) が重要になります。 例えば、 といった現象です。 これらを理解する鍵が、 供与(σ供与) […]
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異核二原子分子の分子軌道入門|CO・HFで理解
異核二原子分子(CO・HF・NO など)は、同核二原子分子とは分子軌道の形や電子分布が大きく異なります。 異核二原子分子の分子軌道は、CO・HF・NO などの理解に必須ですが、同核二原子分子との違いが分かりにくい分野でも […]
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一酸化炭素で学ぶ異核二原子分子の分子軌道 ∣なぜ炭素側が電子豊富になるのか?
一酸化炭素(CO)は三重結合をもつ非常に強い結合分子です。 しかし、いくつか直感に反する性質があります。 なぜこのような逆転現象が起きるのでしょうか。 その答えは、異核二原子分子の分子軌道が非対称になること にあります。 […]
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HOMOとLUMO|分子の反応性・色・安定性を読み解く
分子の反応しやすさや色、さらには安定性は、ある2つの分子軌道を見るだけで直感的に理解できます。 それが HOMO と LUMO です。 この2つはフロンティア軌道と呼ばれ、化学反応や物性を決める最前線の軌道です。 この記 […]
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第2周期同核二原子分子の分子軌道|N₂・O₂・F₂を図でわかりやすく解説
第2周期の同核二原子分子では、2p由来の分子軌道のエネルギー順序が分子によって変化します。 特に、 というように、第2周期の途中でエネルギー準位が逆転します。 この順序の違いは、 を決定する重要な要因です。 本記事では […]
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結合次数の求め方|1.5や2.5になる理由をMO法まで解説
結合次数は、 原子同士がどれくらい強く結びついているか を表す基本かつ重要な指標です。 しかし実際には、 と疑問が出やすいテーマでもあります。 この記事では、 までを体系的に解説します。 結合次数とは? 結合次数(bon […]
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ヒュッケル分子軌道法ってなに?|考え方と解き方をやさしく解説
共役分子や芳香族分子は、なぜ特別に安定なのでしょうか?「電子が非局在化しているから」と習いますが、どのように考えたらよいでしょうか? その“見えない電子の広がり”を、シンプルな計算で説明できるのがヒュッケル法(Hücke […]
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ヒュッケル共鳴エネルギー(HRE)とは?∣芳香族性をエネルギーで評価する理論指標
共鳴安定化効果や芳香族性を「理論的な数値」で評価したいときに使われる代表的な指標が、共鳴エネルギー(Resonance Energy, RE) です。 共鳴エネルギー(RE)は、 をエネルギーの観点から評価できる指標です […]
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分子軌道法(MO法)入門|結合性軌道・反結合性軌道をわかりやすく解説!
「分子軌道法(MO法)がよくわからない」「結合性軌道と反結合性軌道の違いが曖昧」 そんな人向けに、分子軌道法の基礎をできるだけ直感的に解説します。 この記事を読むと: が理解できます。 分子軌道法(MO法)とは? 電子は […]
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Clar構造(クラー構造)とは?|芳香族ゼクステットで多環芳香族を理解する方法
Clar構造(クラー構造, Clar structure)とは、 多環芳香族炭化水素において芳香族ゼクステットの分布を明示的に描いた構造表現です。 Clar理論に基づき、最も多くの芳香族ゼクステットを含む構造が最安定とい […]
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HOMAで見る芳香族性と結合交替の関係
芳香族とは、ベンゼン環を持つ化合物のことを指しますが、六員環以外の環状構造において芳香族性を定義することは意外とむずかしいです。芳香族性は、実は 分子の結合の均一さ を見れば、意外と簡単に理解できます。そのための指標が […]