【大規模大気特論】ダウンウォッシュ、ダウンドラフトとは?排煙拡散の一般特性をざっくり解説!
大気拡散の知識は汚染物質の大気濃度を考える上で非常に重要です。大気中での拡散状態は風向、風速、風の乱れ、気温の鉛直分布、大気の熱的安定度などの気象条件や地形条件によって変化します。
ダウンウォッシュやダウンドラフトなどの煙突排ガスの拡散において重要な一般的特性をざっくり理解しましょう!
ダウンウォッシュってなんなの?
ざっくり
排出ガスが上昇せず、煙突の背後で生じる渦に巻き込まれて降下する現象

煙突から排出されたガスは吐出速度で大気を上昇し、高温のガスの場合、密度差により生じる浮力上昇によりさらに上昇後、風に流されて拡散します。
ダウンウォッシュが起きると局地的な着地濃度が高くなる恐れがあるため防ぐ必要があります。
ダウンドラフトってなんなの?
ざっくり
建物の背後で起こるダウンウォッシュのこと
ダウンウォッシュと似たようなものってことか
ダウンウォッシュへの対策は?
ダウンウォッシュは、主に排ガスの吐出速度が不十分な場合や、煙突周辺の風速が強い場合に発生しやすくなります。
ダウンウォッシュへの対策
- 排ガス吐出速度の増加:
排ガスの噴出速度を上げることで、上昇流を促進し、風の影響を受けにくくします。(風速の1.5倍以上) - 煙突高の増加:
物理的に煙突の高さを高くすることで、排出ガスが建物の影響を受けることなく、より高い位置から拡散を開始できるようにします。(付近の建造物の2.5倍以上) - 煙突の形状の工夫:
煙突の出口の形状を工夫することで、ダウンウォッシュを軽減する方法も有効。