共有結合中の電子対を引きつける強さを表す指標
簡単そうな概念ですが、この電気陰性度により、分子の様々な性質を説明するのに役に立ちます。
電気陰性度により、
といった性質を理解することができます。
電気陰性度の本質は一言でいうと:
結合中の電子がどちらに偏るかを決める
という点にあります。
この2原子間の電気陰性度の差によって、電子の偏り(=極性) が生まれます。
この記事では、この「電子の偏り」から分子の性質を説明したいと思います。
電気陰性度のざっくりした傾向は
です。
特に重要な原子を取り上げます。
電気陰性度は通常、ポーリング尺度(Pauling scale)で表されます。
→ その結果、電子を強く引きつけられます。
電気陰性度差があると、電子は一方に偏ります。
この電荷の偏りが、分子間相互作用や反応性の違いを生みます。
2原子分子の場合、電気陰性度の偏りがそのまま極性になります。
多原子分子の場合、どうでしょうか?
多原子分子の場合、分子内で複数の極性モーメントが生じます。そのため、極性モーメントの向きが重要になります。
局所的には極性が生まれるものの分子全体では極性モーメントが打ち消される場合もあります。
たとえば
電気陰性度の差によって電子が偏ると、分子内に部分電荷(δ⁺ / δ⁻) が生まれます。
この部分電荷が、化学反応の「反応点」を決めます。
例えばカルボニル基(C=O)では、酸素が電子を引くため炭素がδ⁺となり、この炭素が求核剤から攻撃を受けます。
つまり、電気陰性度は「どこが反応するか」を決める指標となりえます。
これは、静電相互作用に基づく、直感的で有効な近似モデルです。
ただし、反応性は電子の偏りだけでなく、HOMOとLUMOの関係によっても決まります。
このような電子の偏りは、誘起効果や共鳴によって分子全体に広がることがあります。
一酸化炭素は電気陰性度だけでは電子分布は決まらない代表例です。
これは、分子軌道のエネルギーや軌道係数の影響によるものです。
カテゴリー 「organicchemistry/co_mo」 - まなびのいずみ |
ただし:
と組み合わせて理解することが重要
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